臨床工学科

臨床工学科について

当院の臨床工学科は、血液浄化 (入院患者様)、心臓・末梢カテーテル治療、ペースメーカ、 人工呼吸器を含むME機器管理、手術室などの業務を6名でローテーションを行い、24時間on call体制を取っています。

少人数で多岐に渡る業務を行っているという特徴があり、医療安全への理解や人とのコミュニケーションを大切にしています。

また、グループ病院であるというメリットを生かしてグループ内の系列病院と積極的に情報共有を行い、患者様にとってより良い環境を調えられるように努めております。

臨床工学士の主な業務

血液浄化(透析)業務

入院患者様の透析(HD)を、血液浄化室や病室のベッドサイドで行っています。また、持続的腎代替療法(CRRT)、腹水濾過濃縮再静注療法(CART)、血球成分除去療法(CAP)、エンドトキシン吸着などの症例にも対応しています。

カテーテル検査・治療

当院では、心臓・末梢血管・腹部などに対するカテーテル検査・治療を行っています。これら検査・治療で使用する心電図ポリグラフ、血管内超音波(IVUS)、大動脈内バルーンポンプ(IABP)、PCPS、除細動器などの操作や保守点検を行い、チーム医療の一員として安全なカテーテル検査・治療のサポートを行っています。

2022年5月より、カテーテルアブレーション治療が始まりました。

ME機器中央管理

人工呼吸器をはじめ、院内で使用する除細動器、心電図モニタ、輸液ポンプ、シリンジポンプなどの保守点検・管理を行っています。計画的な定期点検、迅速な修理対応、インシデント対応を心がけています。

ペースメーカ管理

植え込み手術、ペースメーカ外来、遠隔モニタリング、MRI撮像での設定、管理を行っています。

手術室業務、その他の業務

麻酔器を含む手術室内の医療機器の保守・点検・管理を行っています。

2022年6月には開心術も始まり、人工心肺業務も行っています。