病院長挨拶
患者様だけでなくそのご家族の健康も含めたケアも行える病院 でありたい
当院は2001年(平成13年)に現在の位置に新築移転し、2015年11月に隣に2号館を増築し現在に至っていますが、当初より地域の住民の皆様に急性期医療を提供できる病院として24時間365日の診療を行っています。とくに救急に関しては横浜市の二次救急拠点病院として年間約2000台の救急車を受け入れています。
外来および入院診療として高齢化時代のニーズに相応したがんや生活習慣病の一般診療に加え、整形外科疾患、循環器疾患や乳腺外科などの専門診療も行っています。また、小児医療(小児科・小児外科)や若年者のスポーツ整形にも力を入れており、さらに耳鼻科・皮膚科・歯科口腔外科の診療も行っています。
日本の医療は平均余命の延長により高齢者医療がクローズアップされていますが、病気やけがは本来すべての年齢に生じるものです。確かに三大疾患とされるがん・心筋梗塞・脳卒中は高齢者に多く発症しますが、高血圧・糖尿病やその他の生活習慣病はもっと若い世代から発症しますし、さらに新型コロナやインフルエンザに代表される感染症は誰もが罹るものと考えなければなりません。
現在の医療は診療手段の発達と機器の高度化により迅速な診断が可能となり、治療もエビデンスをもとに標準化され、外科的治療も低侵襲な手技に移行するなど病院で行うことは細分化・複雑化しています。また、病院の機能も病気の急性期から慢性期の状態に合わせて機能分化しており、介護・養護施設や在宅医療とも連携していかなければならない時代となっています。
そのため当院では、医師・看護師に加え薬剤師・医療技術者・理学療法士・医療福祉相談員などの多職種によるチーム医療の推進により患者様に安全で安心な医療を提供できるようになっています。
そして患者様だけでなく、そのご家族の健康も含めたケアも行える病院として皆様に選んでいただける、愛し愛される病院でありたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
2022年11月
戸塚共立第2病院 院長 饗場 正宏