麻酔科

速やかなリハビリ開始を目指して

「1秒でも早く競技復帰したい」スポーツ整形の患者さん。

「1秒でも早く元の生活に戻りたい」高齢の患者さん。

整形外科の手術では、術後のリハビリがとても重要になります。リハビリ開始が速やかに行われるよう、麻酔科でも努力や工夫を行なっています。

例えば、スポーツ整形だと、膝の靭帯手術。最近は積極的に神経ブロックを行なって、手術を受けた片足(患側)だけ鎮痛しています。手術してない足(健側)には、影響しないので、術後速やかに運動リハビリが開始できます。

痛み以外にも、若い方で多い「全身麻酔後の嘔気嘔吐」はリハビリを遅らせる原因になります。そこで、吐き気の少ない全静脈麻酔を行なって、予防に取り組んでいます。また、当院では関節や腰椎の手術を数多く行なっています。

日本の高齢者人口は3588万人、その割合は28.4%と過去最高、かつ世界最高です。高齢者の3分の2が通院しているのですから、当然かもしれません。術後、速やかなリハビリは欠かせません。

手術中の高齢患者さんの全身管理は、時に難渋します。

適切な麻酔レベルを維持するため、調節性の良いガス麻酔薬を使用したり、きめ細やかな血圧管理を行なっています。術後元通りの生活に戻れるよう、高齢者医療の発展にも寄与して参りたいと考えております。

担当医

眞一 弘士(マカズ ヒロシ)

役職:

  • 麻酔科部長

専門分野:

  • 手術麻酔

資格:

  • 麻酔科標榜医
  • 麻酔科専門医
  • 麻酔科指導医

 

佐藤 美紀(サトウ ミキ)

専門分野:

  • 手術麻酔

資格:

  • 麻酔科標榜医
  • 麻酔科専門医
  • 麻酔科指導医
  • 日本老年麻酔学会認定医