帯状疱疹ワクチン接種の公費助成が始まります
横浜市では令和7年7月1日(火)より、帯状疱疹ワクチン接種の公費助成が開始します。
当院では、令和7年7月1日(火)より予約受付を開始し、令和7年7月7日(月)より協力医療機関として接種を開始いたします。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは?
帯状疱疹とは、子どもの頃にかかった水ぼうそうウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)が、加齢や免疫力の低下で再活性化して発症する病気です。主な症状としては、神経に沿って皮膚に赤い発疹や水ぶくれが帯状に出現し、ピリピリ、ズキズキとした痛みを伴います。後遺症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。
今回のワクチンを接種することで、発症の予防・重症化の予防(軽減)・後遺症の予防(軽減)が期待できます。
帯状疱疹ワクチン接種事業について
実施期間:令和7年7月1日~令和8年3月31日
接種対象者
接種日時点で横浜市内に住民登録があり、次の(1)(2)のいずれかに該当する方
(1) 令和8年4月1日時点で65歳の方(昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生)
・令和7年度から5年間の経過措置として、令和8年4月1日時点で70、75、80、85、90、95、100歳の方
・令和7年度に限り、令和8年4月1日時点の年齢が101歳以上の方
(2) 接種日時点で60歳以上65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に1級相当の障害のある方
※接種費用を全額ご自身でご負担いただく任意接種では、上記年齢以外の方も、接種を受けることができます。
接種費用
- 上記接種対象者・・・10,000円(1回あたり)
- 対象者以外(全額自己負担)・・・22,000円(1回あたり)
※帯状疱疹ワクチン接種事業対象外の方も、自費にて受付しております。
ワクチンの種類と接種方法
当院では薬剤の有効性上、組み換えワクチンのみ実施いたします。
ワクチン名 | 種類 | 接種回数 | 接種方法 | 効果持続 |
シングリックス(GSK) | 組み換えワクチン | 2回(※2か月間隔をあけて接種) | 筋肉注射 | 10年以上 |
※令和8年1月までに1回目の接種をお受けください 。接種間隔不足のため、2回目の接種が令和8年3月31日までに受けられなかった場合、2回目の接種は全額自己負担となります。
接種費用の免除について
次のいずれかの条件に該当する方は、所定の書類を提出していただくことにより、接種費用が免除されます。
- ご本人を含む世帯全員が市民税非課税世帯の方
- 生活保護を受けている方(保護基準の見直しにより保護廃止となった方も含む)
- 中国残留邦人等の方で、支援給付を受けている方
予約の流れ
- 対象者には、6月下旬ごろより横浜市から案内と予診票が届きますので、内容をご確認ください。
- 在庫確保のため、事前にご予約をお願いいたします。
電話受付 月曜~金曜(祝日を除く) 14:00~16:00
予防接種予約専用ナビダイヤル 0570-00-3205 ①の後に③を押してください。
接種日時
- 接種日 月曜日・水曜日・金曜日のいずれも午後のみ(祝日を除く)
- 受付時間 13:30~14:30
※2025年7月17日(木)より、木曜日の午後も接種可能となります。
※ご案内は14:00以降となります。
持ち物
①予診票
②住所・氏名・年齢を確認できるもの(マイナンバーカードや健康保険証など)
③1回目の予防接種済証(2回目接種の場合)
④接種対象者(2)に該当する方は、1級の身体障害者手帳
⑤接種費用免除対象者に該当する方は、所定の書類
よくある質問
Q1:帯状疱疹はどんな人がかかりやすいですか?
A1:50歳以上の方に多く、特に70代で発症率が高いです。免疫力が低下している方は、さらにリスクが高まります。
Q2:予防接種を受けるとどうなりますか?
A2:シングリックスの場合、帯状疱疹の発症を90%以上の確率で予防できると報告されています。また、帯状疱疹後神経痛の予防にも効果があります。
Q3:副反応はありますか?
A3:接種後の副反応として、接種部位の痛み・発赤・腫れ・発熱・倦怠感などが報告されていますが、ほとんどが一時的です。